訪問看護について

訪問看護とは

訪問看護3つの特徴

訪問看護

訪問看護とは、看護師などの専門職スタッフがご自宅を訪問し、それぞれの方に応じたケアを行うものです。
あまねの訪問看護は大きく以下の3つに分けられます。

(1) ご高齢者

ご自宅で療養されている患者さまや寝たきりの患者さまが、安心して過ごすための医療的な処置を行います。床ずれのある方のケアなど、状態に応じてフォローしていきます。
また、病気のみならず、心のケアや、終末期の看取りなども訪問看護師が担当いたします。

(2) 小児

子どもの訪問看護に対応できる事業所は少ないため、お困りの方はぜひご相談ください。

(3) メンタルケア

精神疾患や、認知症に対応しております。症状だけでなく、生活支援にも力を入れています。

訪問看護で行うこと

食事支援

訪問看護で、実際にどんなことをしているのか、具体例をご紹介します。

(1) 患者さまの健康観察とケア

患者さまの健康状態や病状の変化を把握し、場合によっては主治医と連携して緊急対応を行います。

(2) 清潔の保持、排泄支援

ご自宅での入浴や清拭、スムーズな排泄支援を行います。それにともない、栄養や食事、治療食についてもサポートしていきます。

(3) 薬の管理、認知症のケア

飲み忘れや誤飲などがないよう、薬の飲み方を伝え、患者さまに合った管理方法を提案いたします。

(4) 医師の指示を受けた医療的処置の実施

具体的には、以下の処置を実施可能です。

(5) メンタルケア(精神科訪問看護)

共に歩みながら、病状、感情、生活の安定をサポートし、安心して地域生活を送っていただけるように支援しています。

(6) 子どものケア

発達障害児や不登校のお子さんを中心に、小児訪問看護を実施しております。

(7) 主治医との連携

緊急時には、主治医と連携し、適切に対応してまいります。

(8) ご家族への助言や相談

介護、看護をされている方に、大きな負担がかかっているケースもございます。ご家族様からの相談を受け、お困りごとが改善するよう助言も行っております。

訪問看護のQ&A

Q

訪問看護とは、どんなサービスですか?

A

看護師がご自宅を訪問し、患者さまの病気や障害に応じて看護を行うサービスです。健康の悪化防止や回復に向けて、専門の看護師がお手伝いいたします。併せまして、主治医の指示を受けた上で、医療処置も実施可能です。

また、ご自宅で最期を迎えたいという方の看護も行っております。

Q

訪問看護は、具体的に何を頼めるのですか?

A

当院で行える内容は以下の通りです。

  • 健康状態の観察
  • 緊急対応
  • 点滴、注射などの医療処置
  • 痛みの軽減に関する相談
  • 服薬管理
  • 療養生活におけるアドバイスや相談受付
  • 病状悪化の防止
  • 病状回復の補助
  • リハビリテーション
  • 主治医、ケアマネージャー、薬剤師、歯科医師などとの連携

この他にもご要望がある場合は臨機応変に対応いたします。お気軽にご相談ください。

Q

訪問看護を受けられるのは高齢者のみですか?

A

いいえ。訪問看護を必要とされるすべての方が受けられます。子ども、高齢者だけではなく、病状や障害の程度にかかわらず、必要な方へ介護を提供いたします。

Q

狛江地域で訪問看護を受けたいのですが、どこに相談したらいいですか?

A

現在受診されている医療機関や、狛江地域の訪問看護ステーション、地域包括支援センター、市区町村の介護保険や障がい福祉の担当窓口などでご相談ください。

Q

どんな人が訪問介護に来てくれますか?

A

ご自宅には、患者さまの状態に合わせて専門職がお伺いします(保健師、看護師、准看護師、助産師などです)。

また、リハビリテーションの専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)がお伺いすることもございます。

Q

訪問看護師は、何時間くらい、月に何回くらい来てくれますか?

A

訪問看護の内容は、介護保険をお使いの場合と医療保険をお使いの場合とで変わってきます。

介護保険の場合:
ケアプランに沿って1回の訪問時間に決まりがあります(20分、30分、1時間、1時間30分のいずれか)。

医療保険の場合:
通常週3回までとなり、1回の訪問時間は30分~1時間30分程。患者さまやご家族さまのご希望によって、どのくらいの訪問時間、頻度でお伺いするかを決めていきます。

訪問看護

訪問看護にかかわる費用

費用は、医療保険と介護保険のどちらを使うか、また公費適用になるか、さらに訪問の頻度や滞在時間、ケアの内容、訪問する職種などで異なりますので、個別のご案内となります。

お知らせ

診療時間
9:00~18:00

24時間・365日対応

東京あまね在宅クリニック 狛江
所在地
〒201-0012 東京都狛江市中和泉2-11-1
中和泉第一マンション102号
電話
03-6316-9866
FAX
03-6327-6573
訪問エリア
狛江市、調布市、府中市、三鷹市、小金井市、世田谷区
東京あまね在宅クリニック 狛江

訪問看護受診までの流れ

1主治医への相談

在宅クリニック・訪問看護ステーション

患者さまやご家族さまから現在の主治医に、訪問看護サービスを使いたいことをご相談ください。

2ケアマネージャーへの相談

ケアマネジメント

患者さまやご家族さまからケアマネージャーに、訪問看護サービスを使いたいこと、その内容についてご相談ください。

3医院からの説明

行政との調整

現在の主治医、ケアマネージャーとの調整を含め、東京あまね訪問看護ステーション 狛江にご相談ください。訪問診療などの内容を検討し、各機関との調整の上、ご契約させていただきます。

4主治医が「訪問看護指示書」を作成

医師とのミーティング

主治医が、「訪問看護指示書」を作成し、訪問看護事業所(当院)に送付します。

5訪問診療、訪問介護スタート

訪問看護

事業所が訪問看護計画書を作成し、各機関に報告、共有いたします。

訪問看リハビリとは

訪問看リハビリ

医師、看護師以外にも、様々なスタッフが皆様の健康のために働いております。
特にご自宅での生活において、日常動作ができることは自分らしく暮らすために大切だということを踏まえ、患者さまに合わせたメニューを作っていきます。

役割

理学療法士(PT)

理学療法士は、運動機能の回復を目指して一緒にリハビリを行っていきます。ベッドや手すり等につかまって起き上がる訓練や立ち上がる訓練、座った姿勢を維持するための座位保持訓練、他にも関節可動域訓練など、日常生活に必要な動作ができるようにしていきます。

作業療法士(OT)

作業療法士は、日常生活をスムーズに送るための複合的な動作が行えるよう患者さまのリハビリを進めます。手工芸、芸術、遊びなどの「作業」を通じて、日常動作が可能となるようにフォローしていきます。

語聴覚士(ST)

言語聴覚士は、ことばによるコミュニケーションに問題がある場合に、専門的なサービスを提供し、自分らしい生活を送れるよう支援する存在です。
ことばの問題、聞こえの障害、声や発音の障害、食べるという機能の障害などに対し、訓練や指導などを行い、現在の身体の機能の維持、そして向上を試みます。看護で、実際にどんなことをしているのか、具体例をご紹介します。

リハビリでできること

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士による、リハビリや訓練の具体例をご紹介します。

(1) 関節可動域訓練

関節可動域訓練は、身体を自由に動かすことが難しい方が、関節の拘縮・変形を起こさないよう実施する訓練です。各関節の可動域の維持・改善を図り、動きやすい身体、または介助しやすい身体を作ることを目的としています。

(2) 筋力増強訓練

筋力増強訓練は、日常生活や普段の動作に必要な筋力を、維持・獲得するための訓練です。
負荷の程度や運動量の目安をあらかじめ設定しておき、徒手あるいは重力などの抵抗を用いて運動を行います。

(3) 基本動作訓練

基本動作訓練は、主に2種類に分けられます。
1つ目は起居動作訓練。寝返り、起き上がり、ベッドの上での移動、座位、立ち上がりという流れです。2つ目は移動動作訓練。車いすへの移乗動作、歩行などです。
これらの動作訓練を行うことで、動作自立度を向上させ、介助負担の軽減を目指します。

(4) 座位保持訓練

座位保持訓練は、座った姿勢を維持する訓練です。
座位が難しい方、たとえば体力低下などでベッド上での生活が中心になっている場合、寝たままでもできる筋力トレーニングや、座位姿勢を経験するための方法も提案しております。

(5) 持久力増強訓練

持久力増強訓練は、手術などの事情により、術後や長期間ベッドに寝ていたことで体力が低下してしまった患者さまに対して行われます。歩行距離を伸ばす訓練などがありますが、患者さまの状態に合わせてメニューが変わります。

(6) 日常動作訓練・家事動作訓練

ご自宅での生活に、日常動作は欠かせません。日常動作訓練・家事動作訓練では、食事に必要な動作の訓練、排泄動作の訓練、入浴・洗面時、また歯ブラシを使用する際のアドバイスや実践を行います。他に、手工芸等、趣味を活かしたレクリエーションによるリハビリも含まれます。

(7) 言語・聴覚訓練、摂食・嚥下訓練

言語・聴覚訓練では、話す、聴く、読む、書きの訓練、そして声や発音の改善を試みます。
摂食・嚥下訓練では、ものを噛む、食べる、飲むなど嚥下する機能の強化、改善を試みます。

(8) 呼吸リハビリテーション

呼吸リハビリテーションは、呼吸に使う筋肉などをトレーニングし、スムーズに呼吸を行えることを目的としたリハビリです。
呼吸困難感がある場合、呼吸訓練などの身体的アプローチ、もしくは生活上で負担を軽減するアドバイスを行っております。

(9) 児童発達支援

発達の遅れのある小児に対し、各方面から発達支援を行っています。

(10) リハビリ補助具・環境整備の提案

在宅医療をご希望される方等に対し、生活上の補装具や、靴・杖についての具体的なアドバイスを行います。補助具の選び方・使用方法をお伝えできますし、大きな視点からですと、住宅についても改修の提案や環境を改善するためのアドバイス等を行っています。

居宅介護支援

この様な時はお気軽にご相談ください

その他、在宅での療養生活に不安やお悩みについて、一人で抱え込むのは大変なことです。ぜひお困りの時にはケアマネージャーにご相談ください。

ケアマネジメントとは

ケアマネジメント

ケアマネジメントとは、介護保険で要介護認定されたご本人様、及びご家族様からのご依頼、希望に基づき、利用者様の心身の状態やご家族様の状況に応じて適切なサービスを総合的に利用していき、自立を目指した日常生活を送っていただくようお助けすることです。
ケアマネジメントを担当するのがケアマネージャーです。

ケアマネジメント(介護支援専門員)とは

ケアマネージャーは正式名称を「介護支援専門員」と言い、試験を通過した有資格者です。
介護の知識を広く持った専門家として、利用者様ごとに居宅介護サービス計画(ケアプラン)を作成し、利用者様とサービス事業者の間で、連絡や調整を行っています。何か困ったことがありましたら、まずケアマネージャーにご相談ください。

まずはお気軽にご相談ください

あまね
訪問看護ステーション

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